勉強しない若い療法士が増えている!!けしからん!
「勉強しない若い療法士が増えている!!けしからん!」的な言葉をよく耳にするが、私的には????である。
なぜなら、私が所属していたリハビリテーション部においては、誰も何も言わないのに、若人たちはこぞって、勝手に勉強しまくっていた。
私の感想としては「最近の若人は。凄いな~。」といつも思っているからである。
なんだか、昨今の療法士のブログとかTwitterとかはちょっとぎすぎすしているものが多くて、「療法士の数が増えて生き残りがどう」だとか、「勉強して俺は凄い」だとか、なんだか、自己顕示欲と将来不安が入り混じって、変な感じで「勉強」という言葉が使われているような気がする。
「もっと勉強しろ」
「患者さんのためにお前は何ができるんだ」
「俺たちの頃はもっと勉強したぞ」
なんて、先輩や上司の療法士に叱咤激励されても、患者を治したから給料が増えるわけじゃなし、どんなに凄い技術を持っていても、結局療法士の手柄は全部お医者様の手柄なので自己顕示欲が満たされるわけでもない。ましてや開業権があるわけじゃなし、患者が治らなくてもペナルティーがあるわけでもない。なんとなく配置基準で雇用されて、タイムカードきっとけば、雇用主と労働者のウインウインの関係である。
つまり、勉強なんぞしなくても、患者なんぞ治せなくてもいいっちゃ、いい職業。言い方は悪いが、お国に決められた診ておれと言う時間帯患者さんと関わって、監査でいちゃもんつけられないように、決められた書類書いてりゃ、成り立っちゃうお仕事なのだ。
言い方を変えて、簿記的に言えば、勉強にお金をかけても収入は変わらないのに支出だけ増えれば、マイナス。だから、勉強してもしょうがないって理屈が道理になる。個人経営的な見方をすれば、それなら支出(勉強費用+参考書代)を抑えて貯蓄や子供の教育費に回そうか的な思考が働いても、それはそれで、すこぶる正しい。
開業権があって、個人経営すれば、「あそこに行っても治らない」と風評を受ければ、死活問題である。必死に治すだろう。
でも今はそうじゃない。
「患者のために勉強しなさい」なんて、人のボランティア精神を搾取するような言葉では、誰も勉強しない。
人が動くのはやっぱり、所詮、自分の為でしょ。隠してもしょうがない。若人たちは馬鹿じゃないんだから。
私の場合は、患者さんが治ると気持ちがいいから、もっと気持ち良くなりたいから勉強する。後輩たちにいい格好したいから、勉強する。
やっぱり、ちょっとかっこ悪いじゃないですか、新人さんに質問されて、答えられないと。ちょっとは、先輩らしいこと言いたいし(笑)
勉強の動機なんてそんなもんですよ。全部自分の欲望のため(笑)
なので、勉強なんて人に無理強いするもんじゃないし、したことない(キッパリ)。
私の場合、勉強も治療も趣味。人に自分の趣味強要しますか?
ただ、気持ちのいい趣味だから、「すげー」「すげー」って飛び跳ねて喜びまくっていたら、若人たちが、「なんだか、部長が楽しそうだぞ」って感じで、絡んできてくれる。
こっちも、嬉しいから「患者が治るとこんなに気持ちがいいんだぞ~」と気持ちよさをアピールする。(趣味だから)
すると、他職種の人たちも「何、何?」的な感じで私の趣味に興味を示してくれる。
楽しいことはみんなで共有した方がより楽しい。
だから、勉強しているだけである。
「職業だから」「患者のためだ」って片意地張って、「やらねば」的に、使命感でやるのもいいけど、楽しいのが一番だと思うんだよねぇ。勉強って(笑)
本当に今の若人はよく勉強する。私も負けないぞ~。
今日のグルメ
そば四百年家
〒623-1122 京都府綾部市八津合町神谷9
0773-21-1746
そば4百年屋さんの最大の魅力は何といっても、店内にドカンと据えられた囲炉裏である。いろりを囲むように客性が並べられている。
民家のどでかい畳部屋の真ん中にドカンと囲炉裏。そしてまた、このいろりを囲んでいる木枠がとにかくでかくて木目美しい。もはや、芸術品だね。芸術。
そして、このせいろ蕎麦。美しささせ感じるじゃありませんか。
店内の雰囲気、蕎麦のクオリティーの高さ。どれをとっても高得点のお店です。
綾部温泉でひとっ風呂浴びた後に最高のお蕎麦。至高のひと時を過ごせること間違いなし。
ごちそうさまでした。