レジェンドが認知症に!!!!えらいこっちゃ!!!
凄い記事を目にした。
あの長谷川先生が認知症になったというのだ。
長谷川先生と言えば、長谷川簡易知能スケールのあの長谷川和夫先生ですよ。リハビリテーション業界だけなく、看護、介護業界の人なら必ず知っている、認知症医療のスーパースター。生き神様。まさにゴッドである。
どれぐらい有名かと言えば、例えるなら、演歌界の北島三郎ぐらいのレジェンドです。
これは衝撃的なことである。
このことからわかるのは、認知症からは誰も逃れられない。ということである。
だって、長谷川和夫先生が認知症になったのだから。
御年89才。
2人にひとり。つまり89才だと50%が認知症になる。
100才では、ほぼ9割が認知症になる。
つまり、認知症は顔のしわと同じ。年を取ればなるということですね。
データーで理解できていても、それでも抗いたいのが人という動物ではありませんか。
その、認知症研究の第一人者である長谷川先生が認知症になったとは・・・。
その昔、私がどーーーしても理学療法だけでは、患者さんが治せない。
認知症をどうにか、できないものだろうか?
と、悩んでいた時に長谷川先生の勉強会に参加したことがある。
その当時、認知症といえば、アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症、ピックや前頭側頭型程度しか、私は知らなかった。
長谷川先生の勉強会でトリータブルディメンチアの存在や、進行性核上性麻痺、大脳基底核変性症、「嗜銀顆粒(しぎんかりゅう)性認知症」いわゆるタウオパチーってやつですね。
その存在を知った。
認知症治療の手がかりを長谷川先生の勉強会で大いに学ばせていただいた。
現在私が実施している認知症治療にも根底には長谷川先生の教えが息づいている。
その長谷川先生が認知症になっちゃダメじゃん。もう。プンプンだよ。
芸術療法とかちょっとミラクルなことやってるな~。って思っていたら、これだよ。
ホントにびっくり。
とは言え、カミングアウトした長谷川先生は凄い!!
本当なら隠すところですよ。
加齢とともになるもの。恐れるものではない。というのを提唱してきた先生だから、これからの生き方が患者さんに勇気を与える存在になられるんだろうなぁ。だって、神だから。
いつだったか、先生の勉強会のくくりの言葉で
「私のもっぱらの心配事は、認知症にならないかどうかです」
といって、会場中を大爆笑させていたが本当になっちゃったじゃないか。
とはいえ、さすが、長谷川先生のお弟子さん。「嗜銀顆粒(しぎんかりゅう)性認知症」をちゃんと診断できるなんて凄すぎる。
そんな医者そうそういませんよ。
近所の医者千人集めても一人もいないと思いますよ(笑)
まぁ、長谷川先生も嗜銀顆粒(しぎんかりゅう)性だったから、ネタにしているのかもしれない。
89才でアルツハイマータイプではなく嗜銀顆粒(しぎんかりゅう)性ってところが、また、超人。素晴らしい。
それにしてもデイにいっているなんて、一流の研究者でも制度の用い方は知らないのかなぁ???
あっ!もしかしたら、先生のことだから、公演のネタ拾いに行っているのかも。それなら、やっぱり恐るべしゴッド。
凄すぎる。(笑)