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アキラとアキラ、男女ふたりのユニットで運営しています。医療介護、グルメ、アウトドア、文具など書いています。

医療・介護業界の人は必見。仕事に役立つ至高の映画。

 

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ジャック・ブラック - Wikipedia

 

スクールオブロックを見た。

 

いやー面白かった。

 

ストリーは必然性や設定にちょっと無理があるので、映画に入りにくいところはあった。

 

だがしかし、ジャック・ブラックが演じる。似非教師、デューイ。が凄かった。

 

(仕事がないので、教員免許を持っていないにもかかわらず、友人に成りすまして、学校の非常勤講師として働く、デューイ)

 

デューイはただただ、バンドをしたくて子供たちを利用するのだが、教育の仕方が、本当に面白い。っていうか素晴らしい。の一言に尽きる。

 

医療・介護職をしている人、これから目指す人は、是非見ていただきたい。

 

どうしても、他の同業者のブログやSNSを見ていると、ネット上で同職種や多職種の悪口や批判が多いように思う。私もブログを書いていると気は付けているが、批判めいたことを言うダークサイドに流されがちにどうしてもなってしまう。

 

また、患者さんや親等々と話していて、「それは違います」「こうした方がいい」とか

軌道修正や否定めいたことを言いがちである。

 

確かに患者教育として生活習慣の修正や行動変容を促す場合に、どうしてもそうなってしまいがちである。

 

しかし、デューイは違っていた。

 

子供たちから無理難題の注文を付けられても何一つ。「NO」を言わない。

 

「おっ!それいいね」

 

「うーーん。やってみよう」

 

「わかった。OK]

 

すべて、子供たちの意見に対して絶対的に肯定しながら話を進め、自分の目的(バンドを組んでバンドコンテストで優勝すること)を達成させていくのである。

 

全肯定だからといって、ただ、「はいはい」と、子供たちの言いなりになっているのではない。

 

不平不満を言う子供たちの特徴や特性・得意分野をちゃんと見極めたうえで、適材適所に役割を振っていく。また、

 

「あなたは、こんな特技があるじゃないか、俺の言う仕事を誰よりもうまくできるのはお前しかいないんだよ」

 

と、不平を言ってくる子供に対して、やって欲しい役割を担ってもらう技が絶妙。

 

これは、リハビリテーション治療でも有効な方法である。

 

脳は怠惰な器官である。

 

「したくない」「めんどくさい」「誰かやってよ」

 

と、機能することを極端に嫌う。

 

否定は脳を拒絶させる。かといって、ストレスフリーは脳萎縮を助長する。

 

では、やってもらいたい訓練を患者さんに行ってもらうためには、このデューイの技がとっても役立つのである。

 

目的(やってもらいたい訓練)を達成するためには、脳に「ちょっとやってもいいかぽ」と思わせなければならないのだ。

 

「痩せたい」「痛い」「眠れない」「すぐ転ぶ」等々

 

病院には様々な訴えを患者さんたちはしてこられる。しかし・・・

 

「痩せたいんですか。ならば、基礎代謝量を上げるために一日時速4キロ以上で2時間歩いて、一日800kcal以下の食事にしてください。」

 

といっても、誰もしない。絶対痩せるのだが、誰もしない。

 

「痩せたい」と言う思いと「やりたくない」と言う思いを患者さんは天秤にかけて、「やりたくない」が脳内裁判で勝利してしまうからである。

 

なので、このデューイの手法を用いれば、患者さんの脳内裁判での勝率が劇的に高くなるのである。

 

これは、必見の映画ですぞ。

 

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