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サルコペニアなんて大嫌い。

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人は筋肉だけで動いているわけではないのだ。

 

 

最近フレイルとサルコペニアをよく耳にするようになってきた。

サルコペニアで世間が騒ぐのは、ちょっと嫌だな~。と思っていたが、フレイルは世間様に広めた方が良いと思い、新聞記事をちょっと紹介。

高齢で活力衰える「フレイル」、国内250万人が該当か

09.18 15:23朝日新聞デジタル

高齢になって心身の活力が落ちた「フレイル」と呼ばれる状態の人が、国内に少なくとも250万人はいるとみられることが、日英の研究チームの解析でわかりました。フレイルの人は介護を必要とする状態に近いですが、栄養や運動の改善などに早めに取り組めば元気を取り戻しやすいといわれます。研究チームは対策につなげて欲しいとしています。

フレイルは「虚弱」を意味する英語「frailty(フレイルティー)」からきています。健康と要介護状態の中間的な位置づけで、主に体重の減少や握力の低下といった項目がある米国の基準で判定されてきましたが、日本人の実態はよくわかっていませんでした。

児島剛太郎・ロンドン大客員研究員(老年病学)らが、これまでに発表されたフレイルに関連する約1500本の論文のうち、65歳以上の日本人の割合について述べた5本を解析したところ、入院せずに地域で暮らす人の7.4%がフレイルという結果でした。

児島さんは「分析した集団は比較的健康な人が多いと推定された。実際には、フレイルの人はもっと多いはず」としています。総務省の人口推計(今年7月)で65歳以上の人口は3477万8千人おり、その中の少なくとも250万人が該当するとみられます。


フレイルは分かったけど、サルコペニアは?という人のために、補足。

サルコペニアとは、ギリシャ語のsarx(筋肉)とpenia(減少、消失)を合わせた言葉で、筋肉減少症(もしくは筋肉減弱症)のことを言います。
一般的には、加齢によって生じる筋肉量や筋力の減少による身体機能の低下、老年性症候群の一つとして捉えられていますが、広い意味では年齢に関係なく起こる筋肉量や筋力の低下を指しています。

つまり、どちらも加齢に伴う機能低下が現れるものですが、サルコペニアが筋肉量や筋力の低下による身体機能の低下であるのに対し、フレイルは身体的だけではなく精神・心理的、社会的な衰弱や虚弱が含まれます。具体的には、筋力の衰えによる転倒が起こりやすくなるだけではなく、認知機能障害や鬱病などの発症、独居による孤独や経済的困窮などの問題を含む概念を指します。このようなことから、サルコペニアはフレイルの身体的な要因の一つということになります。
分かっていただけただろうか?

サルコペニアは筋力のお話だけなのである。

医者も含めて介護支援専門員もそうだが、どうも、世間様はこの「筋力低下」が大好きである。

指示箋や情報提供書、ケアプラン等々で患者または、利用者が歩けないもしくは、歩行が不安定な原因が全て「筋力低下」によるものだと思い込んでいる。むしろ、それが一般常識的になっている。

あのね~。人間ってのは、筋肉だけで歩いたり、走ったりしているわけじゃないんだよ~。っていくら口酸っぱく言っても、この「筋力低下」の呪縛から誰も逃れられないでいる。

「あんたの脳みそは全部筋肉なのですか!!」




筋肉なんてのは車で例えるならタイヤ程度のものだ。確かにタイヤがパンクすれば車は走れなくなる。でも、車が動かない原因がタイヤだけじゃないでしょ。タイヤだけじゃ。

昔から足腰が弱くなったってよく言うじゃないですか。あんなの筋肉だけで見たら、40代も60代もたいそう変わらない。それじゃ、どうして疲れやすくなるんだよ~。ってことになるが、それは、心肺機能の衰えって事になる。つまり、筋肉だけで歩いているわけでも走っているわけでもない。

筋肉いーーーぱいあっても、小脳が動かなければ歩けない。

筋肉いーーーぱいあっても、関節が骨化していてロックされていれば歩けない。

筋肉いーーーぱいあっても、心臓が駆出していなければ、肺に酸素が取り込まれていな ければ、肝臓機能が全く動いていなければ、やっぱり歩けない。

分かっていただけただろうか、私がサルコペニアが嫌いな理由。

サルコペニアの単語がもてはやされるという事は、筋肉第一主義の人たちが筋肉筋肉と騒ぐ。歩けない理由が筋肉のみだと思い込む人たちが多くなる。すると、歩けなくなる人が増える。なぜなら、筋肉だけが原因だと世間が思い込むことで、スポーツジムや俺流でリハビリをやり始める。すると、歩けなくなる。そして、認知症になる。だから、嫌。

筋肉だけが原因と思い込むことは、物事の単純化を脳がしているに過ぎない。難しい医学書読むの嫌でしょ。だから、単純に筋肉のせいにしておけば楽なんですよ~脳みそが。

「さんまを食べたら認知症にならない」とか、「シイタケを食べたら癌にならない」的な奴である。サンマ食べて認知症にならないのであれば、どーーーーして日本に860万人もの認知症患者がいるのか。

話があっちゃこっちゃ行きましたが、つまり、

「人間は筋肉だけで歩いているわけではない!!」

ということです。みなさん、しっかり覚えておいてくださいね。

 

今日のグルメ

 

綾部と言えば、グンゼ、花火大会、京都府北部で唯一の国宝、仁王門!

てなわけで(どういうわけだ(笑))、今日は綾部市の「そば・酒どころ ソバの花」さん

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町中から遠く離れた場所にポチンといや、ひっそりと立っているお店。他の民家と迷彩されて一見お店だとはわからない外観。

 

中に入ると、おじちゃんと、お姉さんの2人が「忙しさここに極まれり!!」って感じで、繁忙っぷりが半端ない状態だった。

 

席に座ると、すぐに店員の女性が蕎麦を油で揚げた「ソバチップス」みたいなのをお通し代わりに出してくれた。(これ好きなんだよね~)

 

お蕎麦を注文をして、しばし待つ。待つ、待つ。「ソバチップス」をちまちま、大事に食べていたのだが、おなかがすいていたことも手伝って、15分程度で完食。ソバチップスの入っていた皿に付着した塩を舐りながら、待つ。待つ。待っている間に、和紙に筆文字で書かれた、何枚もあるメニューを熟読する。

 

店内には、焼酎やお酒の一升瓶が所狭しと並んでるが、お酒のメニューがない事を発見。あれ?「蕎麦、お酒どころ」と看板には書いていたのだが・・・。

 

でも、今日は吾輩、車で来ているので、スルー。

 

待ち時間が30分を過ぎると、じっと座ってられなくなってきた。しかし、しかしである。目の前で、ライブ感たっぷりに激務をこなしておられる2人の店員さんに文句なんて、口が裂けても言えるわけがなく、なんとか自分で自己処理しなければならない。おもむろに立ち上がり、空腹を紛らわせるために、レジ前に並べられた、地元の特産品を一品づつ物色して回る。

 

「ソバボーロ」「ソバ味噌」「ソバかりんとう」「そば茶」なぜか「杵つきオモチ」(半殺しバージョンもあった)その隣には、趣味で作っているのだろうか、「今年は寒波が厳しいので、無事にお帰り下さい(ご自由にお持ち帰りください)」の文字の下に置かれたかごの中に、折り紙で織られたカエルが山盛り入っていた。素晴らしい気づかい!湧き出る涙をグッとこらえて、梅雨時期のカエルのように鳴き叫ぶ腹の虫を抑えつつ。ひたすら蕎麦を待つ。

 

「お待たせしました。遅くなってすみません」

 

と、お姉さんの声とともに、待ちに待った、お蕎麦が登場。パッパパーン!

 

食べ物にがっつきたい気持ちをこらえて、ブログ用の写真を撮る。

 

お蕎麦にカメラを構えていると店員さんに

 

「お蕎麦のびちゃうから、早く食べてね」

 

と、注意されてしまった。

 

それもそうだな。早く食べますよ。何せ、御預け喰らって、40分だ。

 

そーーれ!

 

と、そばに手を伸ばして、5分で完食。

 

40分待って、5分で食べ終えるなんて、なんだか「諸行無常の響きあり」でありんすなぁ。

 

あまりにも早く食べ終えてしまったので、持ってきてもらった蕎麦湯をチビチビと時間をかけてすべて飲み干してしまった。

 

歯ごたえのある十割そば。ソバの風味が全身を覆いつくす。とってもおいしゅうございました。

 

ごちそうさまでした。

 


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