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涙の滴 

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高齢者介護を「する人」「される人」の困ったぞランキング上位をいつも占めている常連さん。

 

それが、涙の滴・・・

 

 

涙の滴(尿失禁)ってする方もされる方も困りますよね~。ならばいっそのこと、治してみてはいかがだろうか?

 

「お医者さんでお薬貰ったけど治らなかった~。だからしょうがない。」って声が聞こえてきそうですよね。

 

お薬だけじゃダメなんですよねぇ。


蓄尿訓練。骨盤底筋体操等で過活動膀胱、切迫性失禁は軽減できる。

しかし、これらの体操は、高齢者にはなかなかに、難しい。まず、蓄尿訓練は、「おしっこがしたい。」と脳が命令してから15分間我慢する。これを繰り返していって、最大、2時間程度を目標に膀胱に尿を貯める機能を付けていくものである。想像してみていただきたい。

思いっきり、おしっこがしたい。と思ってから、15分耐えなければならない苦悩と恐怖を。一回も失禁をしたことがない人なら、まずおしっこがしたくて漏れる。なんてことはめったにない。

しかし、失禁癖がついている人は、簡単に失禁できるのである。つまり、「おしっこがしたい」と脳からの命令が発生した時点で、失禁準備完了なのである。「我慢して下さーい」といくら言ったところで、おしっこが漏れてしまう。

これを解消する方法はただ一つ。おしっこが漏れたらかっこ悪い環境を作ること以外ない。

簡単な例を挙げて説明してみましょう。スーパーに買い物に行くと、トイレがしたいと思ってもトイレまで歩いていかなければならない。ここで、時間的に蓄尿させるのです。電車やバスに乗るのもいい訓練になります。おしっこがしたくなった時困るからといって、高齢者になると電車やバスを利用しなくなる。これが、蓄尿できなくなる要因なのです。こんな感じで、日ごろから訓練していれば、失禁は回避できるのです。家に閉じこもって、すぐにトイレに行ける環境が失禁を助長する最大の原因なのです。

話があっちゃこっちゃいっちゃいますが、失禁が原因で水分量を少なくする高齢者が多い。高齢者の体調不良の多くがこの水分量の減少によるものです。

失禁があると水分量を減らす。

なので、体調がいつも悪い。これが、いつも「あそこが痛い。ここが痛い。しんどい。ややこしいこといわんといて」となっていくのです。元気にはつらつした人生を送るためには何はなくともまず水分補給。

のどが渇いてから水を飲むのは若い人の特権です。年を重ねると、口渇が鈍麻してきます。つまり、若い人と比べて、のどが乾かない。高齢になって、のどが渇いたと感じた時はもう遅いのです。

薬だと思って一日1500mlから2000mlペットボトルに入れて飲むようにしましょう。(500mlのペットボトルを4本用意して持ち歩くといいですよ)

話がずれちゃいましたが、まぁ、蓄尿訓練だけでも大変なわけです。

また、骨盤底筋体操なんてものがテレビ等で紹介されて有名になったが、あれ、やったことあります?肛門を絞める動作なんて、指導してもなかなか高齢者に伝わらない。

理解できない動作はいくら口頭で伝えられてもできない。

なので、割りばし使ったり、紙挟んだり、肛門括約筋を触知して「いまのです。いまのです」と手間暇かけてやらないと絶対にできない。

ポータブルトイレを置いた患者さんのほとんどは蓄尿が減少する。つまり、トイレまでの距離と膀胱の蓄尿量は比例する。トイレまでの距離が短ければ、短いほど膀胱は伸縮性を失い、蓄尿量が減少するのである。

筋肉のストレッチと一緒です。ストレッチをしなければ、体はどんどん固くなる。膀胱も伸張してあげなければどんどん固くなって蓄尿できなくなる。

安易にポータブルトイレを使用すれば、失禁、失便が始まり介護量が増大する。

失禁は入所(老人ホーム一直線)になる可能性を大きくする。施設に入りたくない人は、できるだけポータブルトイレは使わない方がいいだろう。

あと、忘れちゃいけないのは、失禁パット、尿漏れパンツである。

これ、よく考えてくださいよ。赤ちゃんのおむつを取るときどうするか知っておられますか?赤ちゃんのおむつ卒業と同じで、徐々に「気持ち悪い」環境をわざと作って、「おしっこがしたい」と訴えられるように教育していくのです。子育てをしたことのある人なら、一度は経験したことがあると思います。

尿取りパット、失禁パンツの使用は、この赤ちゃんのオムツの卒業と逆の工程をひた走っているわけです。そりゃ尿意も何もなくなってしまうわけです。表在感覚が「気持ちが悪い」と言う感覚を感知しなくなる。人間の体と言うのは、環境に適した体に変化するとっても柔軟な性質を持っている。気持ちが悪いのなら、気持ち悪くならなければいい。つまり、陰部の表在感覚を鈍麻させて「気持ち悪さ」を解消しようとする。凄い機能ですね。平たく言えば、おむつを使うことで、尿が漏れても気持ちが悪くない。ならば、漏れてもいいじゃない。と体が反応して、尿漏れを助長する。

でも、どーーーーしても使わなきゃいけないとき、同窓会に行ってかっこ悪い姿は見せたくない。仕事場で、尿が漏れて周囲の人に白い目で見られたくない。等々ののっぴきならない理由があるときは迷わず使うべきですが、普段家にいるときは、漏れて気持ちが悪い。と言う感覚を養うために、ちょっと漏れて気持ちが悪い程度のパット・尿漏れパンツ選び、が大切だということです。

尿漏れパンツは吸収尿量が必ず記載されていますので、ちょっとしか漏れない人なら、10mlとか20mlとか少量の吸収パンツでちょっと漏れる程度のものがいい。漏れる尿量に合わせて、ちょっと漏れる程度のものが一番の訓練になる。

面倒くさいから、200mlのを一枚入れて、晩まで変えない。ってのが一番のダメパターン。一生、尿漏れ人生を送っていかなければならなくなる。

おむつの中でおしっこを出すと先の人生が決定的に失われる。

治療者として中出しはゆるさない。治せる失禁は治すべき。ストップ中出し!!である。

ただ、手間暇がかかるので、お国からのお金(医療費)が下りない。そこが問題だな~。治せるのにな~。病院では絶対やってくれないので、失禁用のお薬をもらったら、すぐさま上記の訓練を開始してください。

薬物療法薬物療法の2つは、自転車の両輪に例えられることが多い。一つだけだと、どうにもならない。

失禁で困っておられる方は、ぜひ試してみてください。

ちゃんとしたやり方が知りたい方は、コンチネス協会とか色々失禁に特化した協会があるので、問い合わせていただければと思います。

失禁は人の根幹にかかわる症状の一つです。失禁は本当に治しておいてそんはない。ぜひ試してみてください。

現状の医療・福祉制度では治せる方法のある症状も制度的に解決できないこともたくさんあるのです。

自分の人生は自分でなんとかするしかない。頑張ってください。

 

今日のグルメ

舞鶴の大六丸さんだよ~。

 

大六丸
〒624-0946 京都府舞鶴市下福井2−17
0773-76-8939

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アラ汁付海鮮丼、美味し!

 

大六丸さんは、お魚屋さんなんですよ。魚を漁に行くお船の名前なんですよね。漁師がやってるお魚屋さん。そのお魚屋さんに併設されている食堂。

 

美味しくないはずがない。しかも、とーーーっても安い。居酒屋さんで同じもの頼んだら、倍の値段は取られちゃうよね。

 

安くてうまい。ワンダホー!!

 

舞鶴に戦艦でも見に行かれたあかつきには、是非お立ち寄りください。ほっぺが落ちること間違いなし。

 

ごちそうさまでした。

 

 

 


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