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アキラとアキラ、男女ふたりのユニットで運営しています。医療介護、グルメ、アウトドア、文具など書いています。

リハビリと理学療法

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通所介護に勤める友人から、通所介護で看護師さんがやってる機能訓練(廊下を歩いたり、体操したり等)と理学療法と何が違うの?

と聞かれたので、

「まぁ、患者さんができることをするのが、機能訓練。できないことをできるようにするのが理学療法。」

と答えた。

分からない方も多いだろうから、ちょっと説明してみようかと。

 

 



例えばコップで水を飲む行為を例に挙げてみよう。

椅子に座って、コップで水を飲む。


この行為を理学療法ではまず、バラバラに分解して考える。

普通型の椅子に座るためには、股関節が屈曲90度、膝関節屈曲90度曲がらなければならない。また、体幹筋がちゃんと働いていて、座位を保持できなければならない。腹筋や背筋といった抗重力筋が協調性を保って活動していなければならない。頚部、頭部が随意的に動かなければならない。そして、肩関節が30度以上屈曲でき肘関節が屈曲130度、手関節背屈が15度以上できなければならず、その角度で保持できるまたは、随意的に関節運動ができるようにしなければならない。では、手関節を背屈させる筋肉は何ぞや、肩関節を屈曲させる筋肉は何ぞやと言うことになる。

関節可動域や筋肉の活動のどこか一つでもかけていれば、コップで水を飲むことができない。

そして忘れてはいけないのが、「コップ」とは何ぞや?を認知できる能力があるのか必要である。水を飲む。そのためには、水は口に入れて飲むものである。と認識できなければ、水は飲めない。

認知機能、関節可動域、筋活動、動作バランス、反射、反応等々のどれが欠けても水は飲めない。

行為を分解していく。

行為→動作→運動 最小単位の運動まで落とし込んで、どこができなくて、水が飲めないのかを突き止める。

理学療法治療で、機能回復できるものは、回復させる。回復不能の場合は、できる運動を組み合わせて、動作を作り上げ、動作を組み合わせて、行為を作り上げる。

つまり、パーツを一つ一つ丁寧に作り上げて、最終的に作ったパーツを組み立てて、「行為」を作る。

これが、理学療法です。わかりましたか? ちょっと難しいかな?(笑)

患者さんは生まれて初めて、脳梗塞になり片手片足が動かなくなるわけです。片手片足が動かない状態で、一人で銭湯行ってお風呂に入る方法わかりませんよね。なので、療法士たちから習うんです。障害が残ってしまっても、自分らしく生きる方法を療法士たちが命がけで教えてくれます。

一人でやろうとしたら失敗(寝たきりになる)する可能性が多い。餅は餅屋。リハビリと言う言葉は「再び社会に戻る」という概念です。治療そのものを指す言葉ではない。理学療法は医学的治療手段です。障害を医学的に治療する方法の一つになります。リハビリと理学療法は似て非なるものなのです。

例えるならば、「社会をよくする」という概念に対して、医療もあれば、育児休業制度等の国の制度もあるでしょう。ボランティア活動、野生動物保護もあるでしょう。様々な視点から「社会をよくする」という概念が成り立っているのです。「社会をよくする」のは医療だけではありません。

「リハビリ」という言葉も同じなのです。多くの人たちが「リハビリ」に関連しているのです。「リハビリ」=「治療」ではないのです。例えば、家族や知り合いが病気になって、ご飯作ってあげたり、病院に連れて行ったりするでしょ。それも「リハビリ」という事になります。医療ではないですよね。

介護保険下における「機能訓練」も現時点では、治療ではなく、社会交流の一環と言う位置づけです。社会交流では、できないことは、できるようにならない。

生活を本気で取り戻したい方々は本気で療法士を探してください。障害受容ができずに、苦しんでいるときに、きっと、楽しく生きていく方法を提示してくれることでしょう。人生を取り戻す熾烈を極める大戦に一人では戦えない。障害との戦闘のプロである理学療法士作業療法士言語聴覚士を探していただければと思います。障害という強大な敵と戦うときの強力な味方になってもらえます。

寝たきりになる近道は「あきらめ」です。「あきらめたら、そこで試合終了です。」寝たきりになってもどうせ100歳まで生きるのだから、それなら、一回や二回、病気になっても楽しく生きた方が勝ちです。

 

今日のグルメ

今日は、YEBISU BAR 京都ヨドバシ店さんですよ~。

 

京都駅から歩いてすぐのところに有るお店です~。

 

 

 

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何といってもここは、ちょっと外国にでも来ちゃったのかしらん?

と思わせるほどの、外国人客の多さだ。

異国情緒たっぷりのバルである。

京都駅からアクセスがいいのも高評価な点ですなぁ。

店自慢のソーセージとビール!鉄板中の鉄板!

あー大人って、すんばらしい。

 

古都京都で、英国風バル。なんてオシャレ!

 

さすがは、ちょっと贅沢なビール♪

 

ごちそうさまでした。

 

 

 


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