逆子治療
「逆子なんです。もう帝王切開のopの予約も入っているんです。」
その数日前に産休に入っていた看護主任がそう言って、うちの部署に現れた。
「何週目ですか?」
私が聞くと
「34週です。明後日で35週目に入ります」
とのこと。
どひゃーー。なるほど、おなかはもう今にもはちきれんばかりに膨れ上がっている。
「〇〇先生(私)のところに行けば逆子を直してくれるって、他の看護師に聞いたから」
と、看護主任。
私 「ちょっ、ちょっと待ってくださいね」
鍼灸の先生と相談。
私「34週だってよ。大丈夫か?」
鍼灸師「そうですよね。28週ぐらいだったら、エビデンスも8割ぐらいは治るって出てるんですけど、34週ですか~」
困惑気味の鍼灸スタッフ。
私「でも、可能性はないの?」
鍼灸師「0ではないです。」
私「副作用がないなら、GO!]
てな感じで、逆子治療が開始した。
2週間ほぼ毎日のように看護主任は精勤に通ってこられた。
そして、2週間が経過して、看護主任の運命の産婦人科診察日。
リハビリテーション部全員で固唾を飲んで、結果を待っていた。
夕方ごろ、看護主任がリハ室にやってきて。両手で大きな丸を作った。
スタッフ一同全員で万歳三唱!!(その場にいた患者さんたちも万歳)
産婦人科のエコー検査でおなかの赤ちゃんはしっかりと、下を向いて、発射準備OKとばかりに、ロックオンしていたそうな。
帝王切開の予約もキャンセルになったそうだ。
お灸で逆子が治る、治るとは聞いてはいたが、本当に治った!初めて逆子が治るのを目の当たりにした。感動!興奮冷めやらぬ感じでございました。
なんで、足にちょこっと灸すえて、逆子がひっくり返っちゃうんだ~。???
恐るべし、東洋医学!
マジックだマジック。
赤ちゃんはその後無事、生まれてこられました。リハビリテーション部に赤ちゃんを連れてきてもらったときは、感激で涙がちょちょぎれましたよ。ホント。
今日のグルメ
今日は野営飯。なんだろうこの得体のしれない食べ物は。
ってのが、時折できちゃうのも野営飯の面白いところ。
酒が飲めて、ちょっとうまいもんがあれば満足なのだ。
それが、野営の楽しさ。
料理と男子は見た目じゃないのだ。見た目じゃ。
これぞ「ザ・男飯!!」