ハートフル - akira cafe.

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知人に「ブログはちょっと専門的でハートフルなのがいいよ」

と教えをいただいた。

ハーーーーートフル！！

医療・介護現場と言うのはハートフルと真逆のところに有る。グロさしかない。

先日も、日本の高齢者は四面楚歌で寝たきりの道しか残されていない。社会全体で寝たきりを大量生産している。どうすれば世の中の寝たきりレールを転換できるのだろうか？

と、実家で一人悶々と論文を読みながら愚痴を零していると、

実の母親から

「あんたの話は気が滅入るわ！！！もうしゃべらんとって！！」

とブチ切れられたばかりである。

専門的なのはまぁ、いいだろう。しかし・・・

ハートフル。どうしたものかと、思案していると

「専門性と両立かああ　わかりやすい　表現で　難しいことを書いてくださる　と　ハートフルなのではないだろうか？」

と別の方から助言をいただいたので、それやってみようと思います。

私は元来人の意見をもの凄くよく聞くタイプなのです。（*´∀｀*）

例えば「歩けない」患者さんがいたとします。

歩けないので移動手段は、車いすに乗っているとします。

歩けなくなった患者さんの多くは「歩けるようになりたい」と当然おっしゃられます。

生活期のリハビリテーションにおいては、歩けない原因を探り、「歩く理由」を必ず確かめます。

ここが重要ポイントです。

なぜ歩かなければならないのか？を患者さんに考えていただく。

これが病院治療と生活期治療の大きな違いである。

施設に死ぬまでいるのが決定している人が「自分の足で歩く理由」皆さん考えてみてください。

施設では屈強な介護士さんたちが上げ膳据え膳で、着替えやお風呂等すべて本人が、何もしなくてもやってくれます。歩かなくても車いすに乗せ換えてくれて、すべて運んでくれます。何もする必要はありません。

さー。シンキングターイム。

カチカチカチ、チーン。

どうですか？歩く理由見つかりましたか？

「盆正月に家に帰るので、歩けなければ困る」

と言うのなら理由がある。しかし、死ぬまで家に帰れない人は？理由がなければ、人は努力できません。

今日突然あなたが、東大に入る理由もないのに、東大に行け！！勉強しろ！！といきなり他人に言われてもびっくりしちゃいますよね。

「歩く理由」が見つかれば、どうすればその理由を達成できるかをプログラムしていくことができます。

「歩きたい」という人の本能である欲求に対しても何故がなければ決して達成できないのである。お金だったり、労力といった、代償ももちろん支払わなければならない。

しかし、お金を出すのも努力も嫌。欲しいものだけくれ。と言う患者さんが多いのも現実ですけどね（笑）

どうですか？ハーートフルでした？